NTTドコモは、インターネットの光回線の代わりに5Gを使用し、工事不要で自宅にWi-Fi環境を構築できる「home 5G」を8月下旬に発売する。料金プラン「home 5Gプラン」は月額4,950円で、通信容量は無制限。ホームルーター「home 5G HR01」の代金は別途必要。ドコモの携帯電話を利用していなくても契約できる。
home 5G HR01は、5GやLTEでインターネットに接続できるホームルーター。光回線などの工事が不要で、契約して電源をコンセントに挿すだけで利用できる。自宅側(LAN側)はWi-Fi 6に対応するほか、有線LANもサポートする。製造メーカーはシャープ。
料金プランは月額4,950円で、契約事務手数料は3,300円。ドコモのギガプランとセットで利用すると、スマホの月額料金から最大1,100円がずっと割引される「home 5G セット割」も提供される。
このほかオプションとして、故障や水濡れなどのトラブルの補償サービス「ケータイ補償サービス」と「ネットワークセキュリティ」がセットになった「home 5G パック」も月額770円で用意される。
home 5G HR01は、インターネット側が5G(Sub6)に対応し、5Gエリアの場合は受信時最大約4.2Gbps、送信時最大約218Mbpsの高速データ通信が可能。4Gの場合は受信時最大1.7Gbps、送信時最大131.3Mbpsとなる。
自宅側は、Wi-FiがIEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax(2.4/5GHz)で、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)接続時は受信時最大約1,201Mbps。LANケーブル接続時は受信最大約1,000Mbps(どちらも規格上の最大値)となる。同時接続台数はWi-Fiが64台、有線LANが1台。本体サイズ、重量は現在未定。
ドコモはこのほか、2021年の夏に発売するスマートフォンの新モデルとして、5G対応のスタンダードモデル「Galaxy A52 5G SC-53B」、4G対応のスタンダードモデル「Xperia Ace II SO-41B」「arrows Be4 Plus F-41B」、5G対応のデータ通信端末「Wi-Fi STATION SH-52B」を発表。さらにオリンピックを記念した「Galaxy S21 5G Olympic Games Edition SC-51B」も発表している。
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