アップル、Mac用外付けディスプレイを開発中か　廉価で小型との有力情報

このところアップルが、高価な（約60万円）Pro Display XDRよりも安価な外付けディスプレイの発売を準備しているとの噂が相次ぎました。それに続きアップルの内部事情に詳しいジャーナリストが、同社が「最新のMac用に新たな外付けモニターを発売する 」と「強く信じている」と述べています。

Bloombergの名物記者Mark Gurman氏は自らのニュースレター「Power On」最新号のQ&Aにて、アップルがMac用の新たな外付けディスプレイを発売すると思うか質問されています。それに対してGurman氏は、まさにアップルがこれに取り組んでいると「強く信じている」と答えています。

さらにGurman氏は「低価格のモニターであれば、Pro Display XDRに高級車の頭金に匹敵するお金をかけず、新型MacBook Proに大画面を追加したいと考えている人向けに売れ筋になると思います。現時点ではモニターの製造コストは下がっていると思われ、ある程度の調整と、おそらく輝度を少し落とすことで、同程度の品質の製品（サイズは少し小さい）を、おそらく半分程度の価格で実現できるかもしれません」と述べています。

また「アップルが4万3000ドルもするハリウッド映画用リファレンスモニターと比較することで、現行モニターの価格を正当化しようとしたのは、やはりおかしな話だ」とも付け加えられ、現在のPro Display XDRが一般消費者向けとして高すぎるとも仄めかされています。

ちょうど最近、アップルが低価格の外付けディスプレイを準備中との噂が続いたばかりです。10月下旬にはディスプレイ専門アナリストのRoss Young氏が27インチに小型化したPro Display XDRに言及し、有名リーカー（注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人）Dylandkt氏も24インチおよび27インチの「初期開発」中だと述べていました。また32インチの後継モデルはカスタムチップ内蔵の噂もあります。

新型14インチおよび16インチMacBook Proに搭載されたミニLED画面は高輝度かつ高コントラストが好評ですが、できれば外付けディスプレイにも同等の品質を求めたくなるはず。アップルには思いやりある価格での提供を期待したいところです。

Source:Bloomberg

via:9to5Mac