HUBには、「アンマネージスイッチ」や「フルマネージスイッチ」の種類がある。簡単に表現すると、HUB内部でたこ足配線のようなケーブル心線レベルの分岐をしているのがアンマネージであり、各ポートに流量を管理した専用CPUを備えているのがフルマネージとイメージしてほしい。
実は、「1G HUB」と表記してあっても、その差し込み口の数だけ1Gが使えるのではなく、HUB全体で1Gしか処理できないような能力の製品もある。事務用のHUBと映像、音響用のHUBとは、求められる要件要素が違うのだ。
安価なHUBでは、折角のNDIのパフォーマンスが発揮されず、コマ落ちやデバイスが認識されないなどの現象が発生して、「NDIは使えない」と評価されているのを見ると残念な気持ちになる。
ここからはNETGEARの「M4250-26G4XF-PoE+」を例に、HUBの機能を紹介しよう。下記の画面は、NETGEARのフルマネージスイッチの管理画面例だ。この製品はWebベースでわかりやすく管理、設定が行えるように工夫されている。
例えば、VLAN(バーチャルラン:仮想的なLANセグメントを作る技術)の設定もご覧の画面で、プロファイルを組むだけで簡単にできる。VLANごとに必要ならDHCPサーバーを個別に設定することも可能だ。
NETGEARは2021年9月17日、M4250シリーズの最新アップデート「バージョン13.0.2.24」を公開して「NDI 5」に対応した。
従来のHUBでは、DANTEなどの音声伝送とNDIを一緒に使うと、不具合が起こることがあった。新バージョンでは、HUBの接続ポート単位でVLANを組んで、NDIだけを1台の中で実現できる。これはありがたい機能だ。
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