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マット・コックス
『ワンダーランズ ~タイニー・ティナと魔法の世界』クリエイティブ・ディレクター
ケイラ・ベルモア
『ワンダーランズ ~タイニー・ティナと魔法の世界』シニアプロデューサー
目次閉じる開く――『ボーダーランズ2』のDLC“Tiny Tinaとドラゴンの城塞”を発展させたようなコンセプトですが、本作のプロジェクトはどのように始まったのでしょうか?
マット“Tiny Tinaとドラゴンの城塞”は評価も良かったですし、ファンタジー設定と私達のゲームのガンプレイや“ルーターシューター”(※)の組み合わせを気に入ってもらえたことがわかっていました。
(※強装備などのお宝を求めて戦闘を繰り返す『ボーダーランズ』シリーズのスタイル)
――キャラクターについてですが、今回はアーマーとか魔法といった要素が入ってくるのがわかっています。プレイヤーが行うキャラクタービルドの上で、『ボーダーランズ3』との違いを教えてください。クラス(職業)システムはどう機能するのでしょうか?
ケイラそうですね、そういったものが密接に関連しています。
ケイラ次にアクションスキルの話をしましょう。各クラスにはそれぞれふたつのスキルの選択肢があります。
ケイラそして装備ではもちろん銃があります。銃はこのショーのスターのような中心的存在ですから。発砲のメカニズムもいろいろありますよ。魔法のバレル(銃身)なんかもあります。クロスボウもあります。
ケイラキャラクターシートからキャラを育成していくにあたって、こうした装備の数々が取得したスキルなどと影響していくわけです。
――いま聞いただけでもいろいろと新たな要素が関わってくるわけですが、キャラクタービルドのシステムは複雑になりすぎない、やりやすいものになっているんでしょうか?
マットそうですね、まずはスキルツリーの話をさせてください。各クラスごとにスキルツリーが紐づいているのですが、各スキルツリーを合理化して、シンプルにスキルポイントを割り振っていけるようにしました。ここに関してはよりシンプルで使いやすいものになっています。
――クロスプレイやクロスセーブ機能はどうでしょうか?
ケイラシステム的な部分についてはまた今後あらためて発表させていただくことになりますが、同系列機種の世代間でのクロスプレイの搭載については予定しています。
――プレイステーション5版やXbox Series X|S版について、より高解像度でハイダイナミックレンジなゲームが楽しめるとされていますが、それ以外のハードウェア固有の機能、3DサウンドやDualSenseコントローラーのサポートなどはどうでしょうか。
マット現世代機版のシステム的な部分についても今後あらためてお話させていただきたいと思います。
――ところでトレイラーの楽曲に日本のBABYMETALの『ギミチョコ!!』が使われていましたが、ゲームには出てくるのでしょうか?
ケイラBABYMETALはトレイラーだけになりますが、メタルと(本作のタイニー・ティナのような)カオスな若い女の子のエナジーの相互作用を大変簡潔に示せる曲として選びました。
――トレイラーでは頭が大きくなってマップを歩いているようなシーンがありましたが、あれが先程話に出た“オーバーワールド”ですか?
ケイラはいそうです。あれはティナが考えたゲームマップが実体化したもので、ボブルヘッド(※大きな頭がボインボイン揺れる人形)のような姿で進んでいくことになります。
――“Tiny Tinaとドラゴンの城塞”にあったようなサイコロ付きのルートチェスト(宝箱)はありますか?
マットゲームにはさまざまな異なるタイプのルートチェストがありますが、中でも特に“ラッキーダイス”と呼ばれるチャレンジがついているものがあります。
――タイニー・ティナは今回の物語の中心になりますが、日本語版の声優はこれまでの『ボーダーランズ』シリーズ作と同じでしょうか?
2K Japanそれはまだお話できない部分ですね。日本語トレイラーで聞こえた声から推測できるかもしれませんが、近々別途発表させて頂く予定ですのでそちらをお楽しみにお待ち下さい。
――協力プレイ時に出てきたアイテムの扱いや、レベルのスケーリング(※敵の強さや落ちるアイテムが各プレイヤーのレベルに調整される)などは『ボーダーランズ3』と同じでしょうか?
マットそれぞれが取れるオプションと、取り合いになるオプションの双方があります。レベルのスケーリングも同様です。同じような形を想定して頂ければと思います。
――文字資料に“一緒に冒険を進める仲間”として、向こう見ずで気ままな“バレンタイン”というキャラと、ルールにうるさい几帳面ロボの“フレッテ”という記載がありました。これらはプレイアブルキャラクターなのでしょうか、NPCのことなのでしょうか?
ケイラ彼らはプレイヤーとティナと一緒に現実世界で卓を囲んでいるNPCです。ソロプレイをしている際でも、友達と一緒にテーブルトークRPGを遊んでいる感覚を与えてくれます。
――あなたが個人的に好きな部分を教えて下さい。
マット自分は戦闘重視のプレイヤーなのですが、中でも一人称視点での移動アクションの部分が気に入っていますね。
ケイラ私の場合は、ゲームプレイももちろん素晴らしいのですが、アート面や雰囲気が本当に好きですね。そこに、キャラクターの外見をカスタマイズでもっと作り込めるところも。
――公式サイトのFAQなどを見ると、すでにシーズンパスが予定されているのがわかります。有料のDLCがあるんだと思いますが、一方で過去の『ボーダーランズ』作品には無料のコンテンツアップデートもありました。今作ではどうでしょう?
マットローンチ後に出していくコンテンツやエンドゲームコンテンツについては確かにいろいろ計画しています。詳細はまた今後になりますが、今日のところは「(ローンチ後については)いろいろある」という程度でお願いします。
――好きな武器などはどうでしょう?
ケイラセミオートマチックのピストルとクロスボウですね。クロスボウは使っていてめちゃくちゃ満足感があります。矢を突き刺せるのが楽しいです。
マット自分はさっきちょっと話が出たメテオを降らせるのもすごく快感があるんですが、やっぱり戦闘の中のコンボがいいですね。
――『ボーダーランズ』シリーズの“金の鍵”にあたるものはありますか?
マット特殊な宝箱を開ける“マスターキー”というものが登場します。アイデアとしては金の鍵と同じです。
――じゃあまたランディ・ピッチフォード代表のTwitterとか(※定期的に鍵の入手コードが公開される)をチェックしないといけないかもしれませんね。では最後に日本のファンに。
マットまず『ワンダーランズ ~タイニー・ティナと魔法の世界』をチェックしてくれてありがとうございます。まもなくこのゲームを送り出せるのに本当に興奮しています。ちなみになんですが、もし我々の旧作をプレイしていなくても問題ありません。ちゃんとそれはそれとして遊べるものにしています。
ケイラトレイラーを見ていただいた皆さんに感謝したいですね。楽しんでくれたのならうれしいですね。既存のボーダーランズファンのみなさんと、新たなファンタジー寄りのファンの皆さん、どちらもティナのワンダーランドでお会いできるのを楽しみにしています。
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“Tiny Tinaとドラゴンの城塞”のアイデアをフルゲームに拡張 2つのクラスを混合できるマルチクラスシステム、アクションスキル&魔法、武器など マルチプレイの仕様など、気になるシステム面 開発が好きな部分、好きな武器などカテゴリー
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