「Wi-Fiルーター」と聞いて、「ああ、あのアンテナのある……」と思い浮かべる人は多いだろう。
そして、なんとなく「ないといいな………」と思ってしまう人もまた、世の中には多いだろう。アンテナは電波の飛びにかかわる重要パーツだが、「性能が変わらないなら、目立たないほうがいい」と思ってしまうのもわかるというものだ。
だから、Wi-Fiルーターメーカーは「アンテナ」を重視するところが多い。こだわり方は様々だが、それが製品を特徴づけ、魅力を高めているからだ。
そして、TP-Linkもそうしたメーカーのひとつ。
可動式の外付けアンテナ4本を装備するWi-Fi 6ルーター「Archer AX55」アンテナ内蔵タイプのWi-Fi 6メッシュシステム「Deco X20」特に同社が重視するのは「外部アンテナによる、しっかりした電波の飛び」(同社)だそう。そして、「外部アンテナはコストがかかるが、一台のルーターで家中をしっかりカバーし、通信を安定させるために、多くのモデルで採用している」とも説明している。
普段「ないほうがいいな………」と思っている人も、「電波の飛び」や「安定性」との関連が気になる人も多いはず。そこで、そうした外部アンテナのポイントや、その使いこなしについて、同社に聞いてみた。
ちなみに、同社では内部アンテナを使った製品もある。具体的にはメッシュルーターで、これは「家の中に多数設置するメッシュ製品は、“ギリギリ限界まで電波を飛ばすこと”よりも、“リビングなどに自然に設置できる”ことの方がニーズが高いから」(同社)という。
こうしたことを含めた「製品選び」についても、同社にお伺いしてみた。
お話をお伺いしたのは、日本支社であるティーピーリンクジャパン株式会社でプロダクトマネージャーを務める畢上上氏(ヒツジョウジョウ氏、以下、畢氏)だ。
記事目次■今や誰もが知るベンダーに ■こだわりは「最新技術」「スマート機能」「信頼性」そして「リーズナブルな価格」 □技術について:「最新規格をいち早く製品にしてお届けしたい」 □スマート機能について:「“直感的に使えること”を重視したい」 □信頼性について:「自社工場での生産にこだわりたい」 □リーズナブルな価格:「一括調達と自社生産へのこだわり」 ■外部アンテナへのこだわり □実はコストがかかる外部アンテナ、それでも…… □外部アンテナの基本は「垂直」、2階建て/3階建てでは「扇形」も □外部アンテナはどれぐらい「電波の飛び」が違うのか? □「内部アンテナ」と「外部アンテナ」の使い分け □そのほかの「コツ」 ■ケース別のお勧め機種 □ワンルーム □3LDKのマンション □住宅街の戸建て □地方の大きな家 ■まさにグローカル
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