LGエレクトロニクス・ジャパンは、27型(26.9型)の4K有機ELディスプレイ「27EP950-B」を11月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は40万円前後。
映画や映像の製作者が、より正確な色で編集ができることを目的として開発されたプロフェッショナルユーザー向けシリーズ“LG UltraFine Display OLED Pro”の第2弾。今年6月に発表した32型「32EP950-B」のインチ違いで、基本的な性能や機能は変わらない。
ピクセル単位で明るさを制御できる有機ELパネルを活かし、純度の高い黒を再現。暗部0.0005cd/m2以下、最大500cd/m2の高輝度により、100万:1の高コントラスト比を実現し、映像の細部の明暗まで正確に表現するのが特徴。「部分制御が可能な液晶パネルで発生するハロー効果のない、まるで実際に見ている風景のように映像を表示させる」としている。
なお、標準輝度は250cd/m2。視野角は上下左右178度。応答速度は1ms(GTG)。対応する垂直走査周波数は60Hzまで。表面処理はノングレア。
広い色域性能を有し、DCI-P3、Adobe RGBともに99%をカバー。RGB各1,024階調の約10.7億色(True 10bit)の緻密な色合いにより、滑らかで高品質な映像表示を実現した。
専門家向けのBT.2100 PQ、P3 PQのピクチャーモードを搭載。PQガンマカーブ曲線の最大輝度をピーク値に固定することで、安定した映像表示が行なえる。
VESAの「DisplayHDR TRUE BLACK 400」認証を取得。コントラスト比が液晶の「DisplayHDR 1000」の最大50倍もの要件になっている同基準は「真の黒に限りなく近い表現ができるモニターとしての証」と謳う。
ハードウェアキャリブレーションに対応。LUTを調整して、経年的な色変化の調整や色の精度を高めることができる。また、すべてのモニターで工場出荷前にキャリブレーションを実施。ほかにも、それぞれの色域にチューニングされたピクチャーモードや、ブラックレベル/ホワイトバランスの調整、6段階のガンマ値補正、6色相環、500K単位で調整可能な色温度調整など、詳細な色設定も用意した。
背面インターフェースHDMI入力×1(2.0)、DisplayPort入力(1.4)×2のほか、最大90Wの充電に対応するUSB-C、USB3.0 Up×1/USB Down×3のインターフェイスを搭載。ヘッドフォン出力も備える。
110mmの高さ調整、ピボットに対応したフレキシブルスタンドを採用。チルト機能やスピーカーは非搭載。
側面ピボットに対応スタンドを含む外形寸法は、624×239×477~587mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は4.8kg。
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