紛失してしまったため同じ製品を再購入。夜の散歩には必需品となってしまった |
筆者はしばらく前から夜の散歩が習慣になっているのだが、暗い道を歩いていると、やはり灯りが必要だと感じることが多い。まわりの状況を確認して水たまりやぬかるみを避けたり、ドライバーに存在をアピールして安全を確保するなど、さまざまな用途があるからだ。
筆者が夜の散歩に携行しているのが、今回紹介する「ジェントスパトリオ GP-8」。単3形アルカリ乾電池1本だけで点灯する、とても小さなLED懐中電灯である。実をいえばこれは2台目。以前にも同じものを購入して愛用していたのだが、悔しいことに紛失してしまったのだ。
小型の懐中電灯というと手元を照らすだけの薄暗いものも少なくない。しかしGP-8は違う。光源にチップ型の高照度LEDを採用し、明るさは80ルーメン。数値だけではイメージしにくいが、実際に点灯させてみると真っ暗闇でも安心して自転車に乗れるのではと思えるレベルだ。10cmに満たない小さなボディには似つかわしくないほどの明るさなのである。
凹面反射鏡によるきれいな照射パターンも特徴のひとつだ。中央付近に明るいスポットがあり、そのまわりを取り囲むように淡い光の輪が広がる。見たい場所をクッキリと照らし出した上で、同時に周囲の様子が確認できるのである。
3種類の点灯モードが用意されており、テールキャップ側にあるオレンジ色のボタンを押し込むたびにHighモード、消灯、Lowモード、消灯、クイックフラッシュ(点滅)モード、消灯を繰り返す。少々わずらわしく思えるが、ボタンの半押しで素早くモードを切り替えられるため、実用上の不便は感じない。
ボディはガンメタリックカラーでアルミニウム製。全体に滑り止めの網目模様が刻まれた精悍なデザインだ。防滴仕様なので雨中や水辺でも使用できる。直径21mm、全長96mm、重さ約62gとポケットやバッグに入れておいてもまったく邪魔にならない。むしろ紛失に注意しなければならないサイズである。
実用点灯時間はHighモードで1.5時間、Lowモードで4.5時間、クイックフラッシュモードで4時間。使い方によっては電池の消耗が早いと感じることがあるものの、たった1本で非常に明るいチップ型LEDを点灯させているのであれば納得できる。アルカリ乾電池だけでなくサンヨーのエネループなどが使用できるので、それらの充電池を利用すればランニングコストも気にならない。
パッケージにはオリジナルポーチとハンドストラップのほか、テスト用の単3アルカリ乾電池が同梱されている。必要なときにさっと取り出せるハンドライトとして、ひとつあればなにかと便利な、コストパフォーマンスの高い製品である。
滑り止めの網目模様が刻まれたアルミ製ボディ。単3形電池と比べると小ささがよくわかる | 光源はチップ型高照度LED。凹面反射鏡には照射光のムラを抑える細かい模様が刻まれている |
LED懐中電灯としては点灯時間が短めだが、エネループを使えばランニングコストを抑えられる | フック付きのオリジナルポーチ、ハンドストラップ、テスト用単3アルカリ乾電池が付属している |
GP-8をフォトライト代わりにケータイのカメラで撮影。テントウ虫オブジェまでの距離約6m。画像ではわかりづらいが周辺も十分な明るさで照らされている |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
ジェントス パトリオ GP-8 | サンジェルマン | 1440円 |
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