国立研究開発法人 国立国際医療研究センター 国際医療協力局
※本講座のMoodleによる講義および小テストは「2020年度国際保健基礎講座」「2020年度国際保健医療協力集中講座」「2021年度国際保健医療協力集中講座オンデマンドコース(2021年4月27日~5月24日開催済)」と同じ内容です。
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(略称:NCGM)国際医療協力局は、9月14日(火)から2021年度 第5回 国際保健基礎講座-オンラインコース-「低中所得国における医療の質改善」を開催します。国際保健基礎講座は、2007年から開催しており、今年で15年目の開催となります。
講座は全9回。Moodleによる講義の視聴とMicrosoft Teamsによるライブ・ディスカッションを組み合わせたWebによるセミナーです。Webによる講義の視聴に“参加型”の要素を組み合わせた構成で実施します。グローバルヘルスや公衆衛生を学んでいる方、国際保健医療協力に関心がある方どなたでも参加いただけます。興味のあるテーマ1回だけの受講も可能です。
第5回は「低中所得国における医療の質改善」をテーマに開催します。 2016年にイギリスのロンドンで第1回閣僚級世界患者安全サミットが開催されました。2018年、第3回がアジアで初めて日本で開催され、参加国に対して「患者安全の問題に可能な限り目を向けること、患者安全及び医療の質の向上のために必要であり、科学的根拠に基づく制度を構築及び強化すること」を促す患者安全に関する『東京宣言』が提言され、毎年9月17日が『世界患者安全の日』と定められました。 ※厚生労働省HP 第3回閣僚級世界患者安全サミット 患者安全に関する東京宣言(日本語仮訳)より 本講座では、まず初めに、医療の質と患者安全がなぜ今世界の関心事なのか。世界の医療の質の格差や、質が担保できない「医療」により健康がかえって害されることがあること、日本でも海外でも大きな社会問題となった医療事故、さらに、医療の質が影響を受ける社会の様々な要素など、そのバックグラウンドから改めて考えます。 次に、そもそも医療の質とは何なのか、医療の質を高めるための6つの改善目標、改善のためのモデル、さらに医療の質をどうやって評価するのか、1986年のチェルノブイリ原発事故の事故調査において注目された“Safety Culture”の考え方やトヨタ自動車の“KAIZEN”など、医療以外の業界からの学びも交えて解説します。 最後に、低中所得国における医療の質・患者安全への具体的取り組みを、NCGM国際医療協力局が1991年から支援しているベトナムにおける活動を事例に紹介します。
講師は、伊藤智朗医師と森山潤看護師、土井正彦看護師です。3名とも国際保健医療協力のスペシャリストであり、現在も、ベトナム南部の最終レファラルの役割を担っているチョーライ病院の医療安全推進の支援事業などに、継続して関わっています。チョーライ病院は、医学生の卒前教育や専門医の養成、他の医療機関に対する指導なども行っています。
第5回 国際保健基礎講座「低中所得国における医療の質改善」の開催概要は、以下の通りです。
Moodleによるオンデマンド講義とMicrosoft Teamsによる参加型ライブ・ディスカッション
2021年9月14日(火)から9月26日(日)まで受講可能 ※ライブ・ディスカッションは9月25日(土)13:00~14:00(予定)
50人
2021年8月30日(月)から9月5日(日)※定員に達し次第、募集を終了します。
1,000円 ※学生500円 ※受講決定後に振込口座をお知らせします。
国際保健医療協力に興味をお持ちのすべての方。
受講するために必要なパソコン、タブレット、スマートフォンなど通信機器、通信回線はご自身でご用意ください。 ※推奨環境 【ブラウザ】Google Chrome(最新版)/ Microsoft Edge(最新版) Internet Explorer 11以降 / FireFox(最新版)/ Safari(最新版) 【OS】Androidスマートフォン・タブレット:Android 8.0以降iPhone・iPad:iOS 10以降 パソコン / Windows :Windows 8.1以降Apple製品 :Mac OS X以降
NCGM国際医療協力局ウエブサイトの「国際保健を知る・学ぶ・体験する(研修事業のご案内)」「国際保健基礎講座」から応募フォーム(Microsoft Forms)に必要事項を記入の上送信してください。 *受付完了後、受付完了をお知らせする自動送信メールが届きます。届かない場合には、「一般の皆さまからのお問い合わせ先」までご連絡ください。 http://kyokuhp.ncgm.go.jp/activity/internal/event/030/index.html
※報道関係の皆様のオブザーバー聴講は、無料です。 聴講をご希望の場合は、以下担当あてに、メールでご一報ください。 ・修了証書は発行されません。 ・ライブ・ディスカッションへの参加はできません。
いずれの回からでも、また1回だけの参加も可能です。全9回の講座のうち 8 回以上出席した参加者には修了証書を発行します。 修了者は「国際保健医療協力研修」の講義期間が免除されるなど、国際医療協力局が実施する他の研修とも連動しています。
NCGM国際医療協力局は、保健医療分野における日本を代表する国際保健医療協力機関です。 厚生労働省や外務省、独立行政法人 国際協力機構(JICA)、世界保健機関(WHO)などと連携しながら、低中所得国の医療や保健衛生の向上を図るための支援を行っています。その一環として、グローバルに活躍できる保健医療人材の育成を目的に、国内外に向けさまざまな講座や研修を提供しています。
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(NCGM) 国際医療協力局 研修課 研修窓口〒162-8655 東京都新宿区戸山1-21-1 TEL:03-3202-7181(代表)内線:2738 E-mail:kensyuka@it.ncgm.go.jp
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(NCGM) 国際医療協力局 広報情報課昆弘人 〒162-8655 東京都新宿区戸山1-21-1 TEL:03-3202-7181(代表)内線:2744、PHS:5525 E-mail:koho@it.ncgm.go.jp
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