USBポートを備えた電源タップが増えています。スマートフォンやタブレットなどUSBを電力源とするデジタルガジェットが増加し、それぞれをACアダプタ経由で充電するより電源タップから直接充電したほうが効率的だからでしょう。しかし、ただUSBポートがあればいいというわけではありません。ひんぱんに買い換える性質のガジェットではないだけに、ポイントを見極めて製品選びを進めましょう。
USBポート付き電源タップの一例、Anker「PowerPort Strip PD 6」ひとつは、対応機器の増加が見込まれる「USB PD(Power Delivery)」に対応していること。USB PDは必ずType-Cを使用するため、Type-Cポートの有無がひとつのめやすになりますが、Type-CだからUSB PD対応とは限りません。PDの最大出力も重要で、18Wより30Wのほうが高速に充電できるだけでなく、パソコンの充電にも使えるなど活用範囲が広がります。まだまだ従来型のUSBポート(USB-A)を利用する場面も多いため、USB-Aポートの数も重要です。その場合、全ポート合計のアンペア数とともに、ポートごとの最大アンペア数を確認しておきましょう。たとえば、3基で最大3アンペアのUSB-Aポートを備えた電源タップを選んでも、ポート個別では最大1.5アンペアという場合には、充電速度を稼げません。もちろん、電源タップとしての機能も見逃せません。電源タップそのものの最大出力とコンセントの数はいうまでもなく、ショート防止や温度管理といった内蔵の回路による保護機能のほか、落雷のダメージを防ぐ雷ガード機能、トラッキング火災の予防に効果的なホコリ対策機能(未使用のプラグを塞ぐシャッターなど)も欲しいところです。慎重に選んでみては?カテゴリー
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