2021年5月に発売された、第11世代となるFIre HD10 Plus。10.1インチ(1920 x 1080ドット)のディスプレイに2.0GHzのオクタコアプロセッサという仕様は従来モデルから変わってはいませんが、RAMが4GB(無印Fire HD 10は3GB)に増量されたほか、ディスプレイは前モデル比で10%明るくなり画質も改善。本体サイズは7%薄く、重さも8%軽量化。ディスプレイには化アルミノシリケートガラスのスクリーンを採用し、持ち運びやすく、耐久性もアップしています。さらに、Fireタブレットでは初めて2画面表示機能を搭載するなど、これまで以上に動画視聴や、ゲーム、マルチタスクに強くなった端末です。
一日の中で、タブレットを利用するシーンはいくつか考えられます。例えば、机上でパソコンのモニターとは別に、サブディスプレイ的に動画視聴やSNSで利用したり、ブラウザで参考サイトや資料を表示したりするのにも使えます。また、持ち運びやすいというメリットを活かして、机以外の場所でも利用できるのがタブレット端末の特徴です。リビングのソファーに座りながら動画視聴やウェブブラウジング、キッチンではレシピを表示しながら料理をしたり、寝る前にベッドの中で電子書籍を読んだりと利用場所を選びません。
また、Fire HD 10は、Showモードを有効にするとAlexa対応のスマートディスプレイとしても利用可能。机上で充電中はShowモードでスマートディスプレイにするといった使い方もできます。
Fire HD 10 Plus タブレット (Amazon.co.jp)
Fire HD 10 Plusを語る上で忘れてはいけないのが、専用のMade for Amazonキーボード付きカバーの存在です。スタンドにもなる専用カバーはこれまでもありましたが、新しいキーボード付きカバーを利用すれば、ノートパソコンのようなスタイルでFire HD 10 Plusを使用できます。メールやSNSの投稿はもちろんのこと、レシピや動画の検索など、キーボードを利用する機会は意外と多いものです。また、そのままスタンドとして利用できるので、別途スタンドを持ち運ぶ必要もありません。
なお、キーボードはBluetooth接続。本体ケースとはマグネットで固定されており、簡単に分離できます。必要に応じてノートパソコンスタイル、タブレットスタイルと切り替えられるのもメリットです。
実際に、いくつかのシーンで利用してみました。まず机上での利用。キーボード付きカバーを利用すればスタンドがなくても画面を好きな角度で固定できるので、動画視聴など、文字入力以外のシーンでも活用できます。直接操作しない場合でも、Showモードにしておけば、天気や話題のニュースを表示可能です。
机での作業に疲れたら、そのままソファーやベッドに持ち込んでも大丈夫。キーボードカバーのヒンジはかなりしっかりとしており、膝の上に載せて、あるいはベッドで横になりながらお腹に載せて使っても問題ありません。動画の再生・停止、ボリュームの調整もキーボードからできるので、画面へのタッチも不要です。また、Amazonプライムビデオなら、キーボードからの10秒送り、10秒戻しも可能です。
キッチンでの利用時には、置き場所的にキーボードが邪魔になりますが、そういった場合には、キーボードを簡単に取り外せます。動画を観ながら料理をしたり、Alexaでレシピを検索したりと、使う場所を選ばないタブレット端末です。
キーボード付きカバー(Amazon.co.jp)
Fire HD 10 Plusで追加された重要な機能と言えば、画面分割への対応です。これまでのFireタブレットではできませんでしたが、画面を左右に分け、2つのアプリを同時に利用できます。画面分割は基本的にはタッチ操作で行いますが、キーボード付きカバーならショートカットキーで分割できます。
動画を視聴しながらメッセンジャーやTwitterでやり取りしたり、気になったところをメモしたりといった使い方もできます。動画視聴中に他のアプリを立ち上げる場合にも、視聴を止める必要はありません。
使う場所を選ばず、タブレットでもノートパソコン風にも利用できるFire HD 10 Plusは、これまで以上にエンターテイメントに強くなった1台と言えるでしょう。
Fire HD 10 Plus タブレット (Amazon.co.jp)
キーボード付きカバー(Amazon.co.jp)
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