「BOOX NOTE」は、10.3型のE Ink電子ペーパーを搭載したAndroidタブレットだ。KindleやKoboなど、特定の電子書籍ストアと紐づいたE Ink端末と異なり、Google Playストアからさまざまなアプリをインストールして使えることが特徴だ。
Onyx InternationalのBOOXシリーズは、E Ink電子ペーパーを用いたAndroidベースの汎用端末を多数ラインナップしており、継続的に新製品を発表している。今回紹介する「BOOX NOTE」は1月に発表された新モデルで、NOTEという名前からもわかるように、電磁誘導方式のスタイラスによる手書きに対応することを売りとしている。
もっとも、電子書籍のユーザーにとって気になるのは、むしろAndroidアプリを自由にインストールできるという自由度の高さだろう。KindleやKoboのような専用端末を持たない電子書籍ストアでもE Inkによる読書が可能になるのはもちろんのこと、10.3型という大画面はコミックの見開き表示に最適なことから、実質単ページ表示しかできないKindleやKoboなど専用端末を超える製品として期待がかかる。
今回は、国内代理店であるSKTが発売したモデル(技適取得済み)を用いたレビューをお届けする。前編では、製品の特徴および初期設定手順と基本的な使い方の紹介、後編では実際に電子書籍アプリをインストールしての使い勝手のチェックを行なっていく。
筐体は縦向きでの利用を基本としたデザインパッケージ。裏面には技適マークも印刷されている同梱品一覧。国内代理店のSKTが販売するモデルではこれ以外にAnker製チャージャー、ONYX製保護ケース、ミヤビックス製保護フィルムが付属する本体背面。下部にスピーカーを備える。カメラは前後ともに搭載しない技適の番号はシールで貼付されている本体上部には電源ボタンを備えるカテゴリー
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