は、楽天Koboが販売する6型E Ink電子ペーパー採用の電子書籍端末だ。細かい文字やコミックも高精細で表示できる300ppi(1,080×1,430ドット)の高解像度パネルを採用しつつも、税抜12,800円というリーズナブルな価格を実現していることが特徴だ。
これまで楽天Koboの電子ペーパー端末と言えば、6.8型のKobo Aura H2O(265ppi)がもっとも高い解像度であり、主力であるKobo Auraは解像度が211ppiでしかなかったため、コミックが中心の日本市場ではやや力不足だった。競合であるAmazon Kindleは、昨年の冬商戦向けに300ppiのハイエンドモデル「Kindle Voyage」を投入しており、Koboについても6型というメインストリームの画面サイズで、高解像度モデルの投入が待望されていた。
今回のKobo Glo HDは、同社が今年4月に海外で発売した高解像度モデルであり、3カ月遅れての国内への投入と相成った。この間、Amazonが主力モデルであるKindle Paperwhiteの解像度を300ppiへとアップした新モデルを投入したことで、高解像度モデルの争いはいっそう激しくなっている。今回は、同社ストアから購入した国内向けモデルを用い、既存の「Kobo Aura」および「Kobo glo」、さらに競合となるAmazonの「Kindle Paperwhite(2015)」と比較しつつチェックしていく。
カテゴリー
ホット記事