(2014/5/13 06:00)
「Android対応カードリーダ/ライタ」近頃はWi-Fi対応のデジカメが多く、撮影したらすぐにスマートフォンに写真を転送するといったことが楽々行える。便利ではあるけれど、筆者の場合はわざわざ専用アプリでスマートフォンと連携したりするのが面倒だし、デジカメ・スマートフォンともに余計にバッテリーを消費している気もして、どうも馴染めなかった。
もっと気軽にデジカメ写真をスマートフォンでチェックできるアイテムはないものだろうか。そう思って探していたところ見つけたのが、今回紹介する「Android対応カードリーダ/ライタ」だ。
本体の他にUSBケーブルと延長ケーブルも同梱本製品はAndroidスマートフォンのmicroUSBポートに直に接続できるリーダー・ライター。SD/microSDカードスロットを1つずつ備え、給電用のmicroUSBポートも搭載している。ただ、SDXC/microSDXCカードには非対応で、一部のUSBホスト機能を搭載したスマートフォン以外では使えない点に注意しておきたい。
接続方法は簡単。飛び出しているmicroUSBコネクターをスマートフォンのmicroUSBポートに差し込み、SDカードを本製品のスロットに差せば、スマートフォン側でメディアを認識する。スマートフォンケースなどを装着していてそのままではうまく接続できない場合は、同梱の延長ケーブルを使用するとよいだろう。
Xperia Aの場合はmicroUSBポートのカバーが干渉し、直接接続はできない延長ケーブルを使えばきちんと接続できた。接続中はインジケーターが緑色に点灯するあとはファイル管理アプリを使えばOK。写真などのデータを確認したり、SNSにアップロードするといったことが可能になる。本製品を接続してデジカメの写真をチェック可能になるまでの所要時間は、実際のところWi-Fi対応デジカメで無線転送する時よりかかっているかもしれない。しかし、設定作業などが必要ない分、気持ちの上でもこちらの方が断然ラク。そう感じるのは筆者の考え方が古くなっているのかな……とも思うけれど。
SDカードを差し込み、データの読み書きが可能な状態になると、インジケーターが赤く点灯ファイル管理アプリなどを使ってSDカード内のデータの確認や削除などを行えるSDカードを取り外す際はスマートフォン側でマウント解除を行うのを忘れずに本製品のUSBポートに、USBメモリの他にキーボードやマウスといったUSB機器も接続できるのはうれしい。さらに給電用のmicroUSBポートにバッテリーやパソコンなどを接続すれば、HDDなど消費電力の大きいUSB機器も利用できるようだ。
USBメモリの接続も可能なので、大容量のデータを受け渡しする時の手段の1つとしても使えそうキーボードとUSB接続した例。使い慣れたキーボードを使いたい時に役立ちそうだが、ケーブルが邪魔なので、やはり素直にBluetoothキーボードを新調した方がいいような……SDカードを装着しているデジカメごとUSB接続して写真を読み込むことも可能複数のポートやカードスロットがあるということで、スマートフォン上で2つのメモリ間でデータをコピーすることも可能なのでは? と思って試してみたところ、SDカードとmicroSDカード、SDカードとUSBメモリといったように、2つ以上のスロット・ポートにメディアを差し込むと、どれも認識できなくなってしまった。
複数メディアを同時に使えないのはちょっと残念だけれど、ともかく、Wi-Fi非対応のデジカメで撮影した写真をすぐにチェックしたい人や、デジカメのWi-Fi連携機能がいまいち使いにくいと思っている人におすすめしたいアイテムだ。
マウスを接続してみたが、なんとなく違和感。USBハブを使えばキーボードとマウスを同時に利用でき、超省スペースPCみたいでしっくりくるが、ケーブルが増えてモバイル性がますます低下したので使用を断念した本製品のmicroUSBポートにバッテリーなどを接続すると、本製品や接続したUSB機器などに給電されるようだ。なお、このmicroUSBポートは給電専用で、ここに何かしらのUSBデバイスを接続したとしても反応しない製品名 | 購入場所 | 購入価格 |
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Android対応カードリーダ/ライタ GH-CRAD-SUAK | Hamee | 2067円 |
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