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2015年4月9日、世界最大の住宅リフォームコミュニティサイトが、日本でサービスを開始した。2009年に米国で誕生した「Houzz」である。すでに世界中から2,000万人以上のユーザーと、約70万の住宅リフォーム専門業者が登録している。2015年4月7日に開催された新経済サミット2015では、HouzzのCEO 兼 共同創業者、アディ・タタルコ氏が講演。Houzzのサービスを紹介するとともに、起業の背景などを語った。
ITジャーナリスト 鈴木 恭子
ITジャーナリスト 鈴木 恭子
ITジャーナリスト。明治学院大学国際学部卒業後、週刊誌記者などを経て、2001年よりIT専門出版社に入社。「Windows Server World」「Computerworld」編集部にてエンタープライズITに関する取材/執筆に携わる。2013年6月に独立し、ITジャーナリストとして始動。専門分野はセキュリティとビッグデータ。
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Houzz創業のきっかけは、自分の家のリフォームだった。タタルコ夫妻は2006年、パルアルトに築60年の一軒家を購入する。米国の場合、中古物件のリフォームは、購入後に所有者が行うのが一般的だ。しかし、彼らは自分たちの希望を叶えてくれる住宅リフォーム会社を見つけることができなかったという。 「住宅リフォームについてインターネットで情報を収集しましたが、その内容は非常に乏しいものでした。建築士、設計士、インテリア業者などの情報は点在しており、利用者にとって満足できるものではありませんでした。なんとか業者を見つけてリフォームしたものの、できあがった家は自分たちの理想とはほど遠いものでした。それであるならば、自分たちが両者をマッチングさせる仕組みを作ればよいと考えたのです」 そう語るのは、リフォームをしたい人と住宅業界の専門家をつなぐオンライン・プラットフォームHouzzのCEO兼共同創業者であるタタルコ氏だ。 Houzzの創業は2009年。夫妻と同様に住宅リフォームに関して不満を持っていた友人や、旧態依然とした建築業界の受発注の仕組みに業を煮やしていた近所の専門家らが集まって、アイデアを出し合ったのが最初だという。 「リフォーム時のいちばんの不満は、適切な情報を得るのに苦労したこと。建築業者の評判は、口コミを参考にするしかありませんでした。また、自分たちの要望がうまく伝わらずに、歯がゆい思いをしたことも少なくありません。利用者と専門業者の双方がスムーズにコミュニケーションし、情報を共有できるプラットフォームを立ち上げ、コミュニティを創出する必要があると確信しました」(タタルコ氏)一覧へ
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