日経NETWORKが毎年実施している「企業ネットワークの利用実態調査」では、企業が利用しているスイッチ、無線LAN機器、ルーター/UTMのベンダーを聞いている。
今回は2021年調査における無線LAN部門の結果を見ていこう。無線LAN部門では、無線LANアクセスポイント(AP)と無線LANコントローラーの2ジャンルについて、使っている製品のベンダーを尋ねた。
その結果、APの1位と2位はシスコシステムズとバッファローであった。これは2020年の前回調査と変わらない。しかし前回は6.9ポイントだった差が13.7ポイントに広がった。スイッチだけでなくAPでもシスコシステムズの強さが目立つ結果となった。
無線LANアクセスポイントベンダーの順位[画像のクリックで拡大表示]前回3位だったNEC/NECプラットフォームズは4位に後退。代わりに前回4位だったHPEが順位を上げて3位に食い込んだ。APを導入している企業の規模別に見ると、ここでも小規模ではバッファローが強く、大規模ではシスコシステムズが強いという傾向は変わらない。シスコシステムズは「101~500台」「501~1000台」「1001台以上」で1位となった。「1~20台」「21~50台」「51~100台」ではバッファローが1位である。
クライアント数ごとの無線LANアクセスポイント上位3社の順位[画像のクリックで拡大表示]日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。
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