K5G-C-100A。排熱処理に優れた冷却ファンが搭載されている
スマホを3台重ねた程度の大きさで、重さは約326g。インターフェースはUSB-Type C、変換アダプターを使えばHDMIやRS232C、有線LANも接続可能だ。Bluetooth 5.1、Wi-Fi 6にも対応しており、Wi-Fiの最大同時接続は20。GPS、GLONASS、Beidou、ガリレオ、みちびきの5つの位置測位システムとA-GPSに対応しているため高精度な測位もできる。
モデムチップにはSnapdragon X55を採用。国内の5G、ローカル5G、4G/LTEすべての周波数帯に対応しており、NSA/SAのどちらでも利用できる。デュアルSIMのため「片方を公衆の5Gや4G、もう片方にローカル5GのSIMを挿して使っていただける」と京セラの小倉久忠氏は話す。映像・放送業界でも期待大図表1あらかじめ映像のエンコード・デコードができるアプリがインストールされているため、カメラからUSBケーブル経由で取り込んだ映像を、K5G-C-100Aで直接エンコードしてH.265に圧縮してクラウドに送信したり、反対に受信した映像をそのままデコードして4K対応ディスプレイに表示することもできる。簡単なライブ配信であれば、送信側と受信側に1台ずつ使用するだけでよく、専用のエンコーダー/デコーダーが不要になる。放送用途以外でも監視カメラの映像をエッジコンピューティングで処理し、必要な部分だけ送ることで、クラウドの負荷やコストも削減される。カメラとの接続イメージ
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