漫画のカット=なおにゃん☆(naochan700)さん提供
息子に「育児用ハーネス」をつけて外出したときのエピソードを描いた漫画がSNS上で話題となっています。迷子や急な飛び出しを防ぐため、当時1歳半の息子に育児用ハーネスを使っていた母親。しかし、ある日、ハーネスをつけて外に出ると…という内容で「強く共感します」「私も言われました」「安全が一番です」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。【漫画】本編を読む
この漫画を描いたのは、主婦のなおにゃん(ペンネーム)さん(26)です。インスタグラムで育児漫画を発表しています。Q.今回の漫画を描いたきっかけは。なおにゃんさん「育児用ハーネスを使う理由や便利さを一人でも多くの人に知ってもらいたかったからです。『ハーネスはかわいそう』という偏見が少しでもなくなればいいなと思い、漫画にしました」Q.ハーネスを使うようになった理由は。なおにゃんさん「子どもと外出するとき、子どもが手をつないで、おとなしく歩いてくれずに悩んでいました。ハーネスの存在を知り、これで少しでも安全に外出できるなら…とすぐに購入して使い始めました」Q.「かわいそう」と言われることについて、どう思いますか。なおにゃんさん「実際に子育てをして、同じような悩みを持つ方でなければ、そう思われるのは仕方ないかな?とは思います。ただ、見た目だけで『かわいそう』と決めつけられるのは悲しいので、どのような商品なのかを知ってほしいです」Q.「ハーネスがあってよかった」と思った経験はありますか。なおにゃんさん「たくさんあります! 急な飛び出しや迷子を防止できるのはもちろん、外出中の息子の笑顔が増えたような気がします。1歳半の頃は大人との身長差が大きく、さらに、まだヨチヨチ歩きだったので、ずっとずっと手をつないだままだということが、息子にはつらかったのだと思います」Q.ハーネスに否定的な意見を持つ人に対し、何か言いたいことはありますか。なおにゃんさん「ハーネスを否定すること自体は、それぞれの意見なので悪いことではないと思います。ただ、他人から一方的に『かわいそうだからやめたら?』『自由にしてあげたら?』と言われてしまうのはとてもつらいです。ハーネスは、子どもの安全のために悩んで使用している人が多いと思うので、そっとしておいてほしいというのが本音です」Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。なおにゃんさん「『ハーネスを使用しているときにイヤミを言われた』『世間の目が気になり、ハーネスを使えない』というコメントが多かったです。最近はSNSやテレビでハーネスを紹介しているのをよく見かけるので、ハーネスをもっとたくさんの人に知ってもらい、世のお父さんやお母さんがハーネスを使いやすくなるといいなと思います」Q.現在、取り組んでいる創作活動は。なおにゃんさん「新しく描きたいことは山ほどあるのですが、現在は少し休んでいる状態です。息子が3歳になり、4月からは幼稚園に通うので、落ち着いて自分の時間が持てるようになれば、育児のことを振り返りながら描きたいなと思っています」
オトナンサー編集部
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