この日発表された「motorola edge 20」と「motorola edge 20 fusion」の大きな違いは搭載しているSoC。前者はSnapdragon 778G 5G、後者はMediaTek Dimensity 800U。メモリやストレージは同じだ。パネルもほぼ同じで違いはリフレッシュレートが144Hz/90Hzとなる。価格は5万4,800円、4万3,800円。
そのほかは、バッテリの容量、カメラはざっくり望遠(深度センサーも)の有無。逆に下位モデルのみ3.5mmジャックやmicroSDカードスロット搭載と、人によっては悩ましい違いもある。今回ご紹介するのは上位モデルのmotorola edge 20。主な仕様は以下の通り。
モトローラ「motorola edge 20」の仕様 | |
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SoC | Qualcomm Snapdragon 778G 5G(2.4GHz×1+2.2GHz×3+1.9GHz×4)、Adreno 642Lを内包 |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB |
OS | Android 11 |
ディスプレイ | 6.7型OLED 2,400×1,080ドット、144Hz、HDR10+/DCI-P3対応 |
ネットワーク | Wi-Fi 6対応、Bluetooth 5.2、NFC(FeliCa未対応) |
SIM | Nano SIMカードスロット×2 / 5G+4GのDSDS対応 |
対応バンド | 5G(Sub-6のみ):n1/n3/n5/n7/n8/n28/n38/n41/n66/n77/n784G:1/2/3/4/5/7/8/12/18/19/20/26/28/32/34/38/39/40/41/42/43/66W-CDMA:1/2/4/5/8GSM:850/900/1,800/1,900MHz |
インターフェイス | USB 2.0 Type-C |
センサー | GPS、加速度、近接、環境照度、ジャイロ、電子コンパス、指紋認証、顔認証 |
カメラ | 前面:3,200万画素(f2.25)背面:1億800万画素メイン(f1.9)、1,600万画素超広角/マクロ(f2.2)、800万画素3倍望遠(f2.4) |
防塵防水 | IP52準拠 |
サイズ/重量 | 約76×6.99×163mm(幅×厚さ×高さ、最薄部)/約163g |
バッテリ | 4,000mAh(30WのTurboPowerチャージャー対応) |
カラーバリエーション | フロストオニキス |
価格 | 5万4,800円 |
SoCはSnapdragon 778G 5G。2.4GHz×1コア/2.2GHz×3コア/1.9GHz×4コアの8コア。GPUにAdreno 642Lを内包する。6nmプロセスルールで製造されリリースは2021年5月と新しい。Snapdragon 7系なのでミドルレンジ用となる。
メモリは6GB、ストレージは128GB。先に書いたように下位モデルにはmicroSDカードスロットがあるが、本機にはない。OSはAndroid 11を搭載する。
ディスプレイは6.7型OLEDの2,400×1,080ドット。リフレッシュレートは最大144Hz。HDR10+/DCI-P3にも対応する。
ネットワークは、Wi-Fi 6対応、Bluetooth 5.2、NFC(FeliCa未対応)。SIMは、Nano SIMカードスロット×2で5G+4GのDSDSに対応する。対応バンドは表はご覧いただきたい。5G対応だがミリ波には未対応となる。
インターフェイスはUSB 2.0 Type-C。センサーはGPS、加速度、近接、環境照度、ジャイロ、電子コンパス、指紋認証、顔認証。
カメラは前面3,200万画素(f2.25)、背面1億800万画素メイン(f1.9)、1,600万画素超広角/マクロ(f2.2)、800万画素3倍望遠(f2.4)。詳細は別途記載してあるので参考にしていただきたい。
30W TurboPowerチャージャー対応の4,000mAhバッテリを内蔵し、サイズ約76×6.99×163mm(幅×厚さ×高さ、最薄部)、重量約163g。IP52準拠の防塵防水対応だ。カラーバリエーションはフロストオニキスのみ。価格5万4,800円となる。
FeliCa、microSDカード未対応は残念だが、6.7型と大きめの割に薄くて軽く、ハイリフレッシュレート対応のOLED、そして後述するカメラの写りもなかなか良い。これで約5万円なら、コストパフォーマンスは高いのではないだろうか。
前面。壁紙の黒で分からなくなっているがパネル中央上(内側)にパンチホール型前面カメラ。フチは太過ぎず細過ぎず背面。左上に縦に3つ並ぶカメラ群。出っ張りがそれなりにある。色はフロストオニキス左/下。左側面にGoogleアシスタントボタン。下側面にNano SIMカードスロット、Type-C、スピーカー。画面上中央にパンチホール型前面カメラが見える右/上。右側面に音量±ボタン、指紋センサー兼の電源ボタン。上側面には何もないano SIMスロット付近。裏表で2枚収容。表(上)側がSIM1重量は実測で165g付属品。ケース、Type-C/Type-Cケーブル、イヤホン(3.5mm)、Type-C/3.5mm変換ケーブル、ACアダプタ(サイズ約5.2×4×2.6cm、重量69g、出力5A/3A、9V/3A、10V/3A)Xperia 1 II(約72×7.9×166mm/181g)との比較。厚みは本機の方が薄い。ただカメラ群の出っ張りは結構あるのがわかる筐体の色はフロストオニキス。周囲には黒が使われている。少し青っぽくメタリックな感じカッコよく高級感もある。そして何と言っても6.7型にも関わらず、最薄部6.99m、重量約163gと、200g前後のものが多いこのクラスとしては、圧倒的に薄くて軽い。iPhone 13 Proは比べるまでもないが、手持ちのXperia 1 IIよりも薄くて軽い。これだけでなかなか魅力的と言えるだろう。
前面はパネル中央上(内側)にパンチホール型前面カメラ。フチは太過ぎず細過ぎず。背面は左上に縦に3つ並ぶカメラ群。出っ張りがそれなりにある。上で薄いと誉めたばかりだが、この出っ張りが曲者。長細く高さもあるので机の上に置くとガタガタするのだ。iPhone 13 Proも出っ張っているが幅がありさほどガタつかない。細いと言う意味ではXperia 1 IIもそうなのだが、高さがあまりないので気にならない。これだとPixel 6(Pro)のように横に並べた方がいいのでは? と思った次第だ。本機唯一の欠点とも言えるだろう。
左側面にGoogleアシスタントボタン。下側面にNano SIMカードスロット、Type-C、スピーカー。右側面に音量±ボタン、指紋センサー兼の電源ボタン。上側面には何もない。
付属品はケース、Type-C/Type-Cケーブル、イヤホン(3.5mm)、Type-C/3.5mm変換ケーブル、ACアダプタ(サイズ約52×40×26mm、重量69g、出力5A/3A、9V/3A、10V/3A)。ACアダプタは30WタイプなのでTurboPowerチャージャー対応だ。
6.7型のOLEDディスプレイは、明るさ、発色、コントラスト、視野角全て十分。発色に関しては自然/ビビッド(デフォルト)、色温度の設定が可能だ。ただ明るさは炎天下だと少し見にくいが、これはよほど明るくない限り無理なので仕方ない部分だ(後述する日中の作例を撮った日の天気が良く、表示がよく見えなかった)。リフレッシュレートは設定で自動(デフォルト)/60Hz/144Hzと選ぶことができる。
発熱は試用した範囲では特に気にならなかった。ベンチマークテスト時少し暖かくなった程度だ。サウンドはスピーカーがモノラルなのは残念だが、パワーがあり最大だと煩いほど。3.5mmジャックの出力は付属のType-C/3.5mmアダプタを使いSONY MDR-EX800STで視聴したところ、パワーは十分、パンチがありRockやJazzが合いそうな感じだった。
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