メモアプリと言えば、どれくらいスムーズにメモを残せるかが気になるもの。メモをスピーディーに保存できるのはもちろん、全体を見渡せるように保存したメモをコンパクトに表示して見やすい点、ニーズに応じてメモの表示順をどんどん変えられる点、さらにマルチデバイスで利用できる点など、メモを保存した後の柔軟性が高いこともGoogle Keepを評価できるポイントです。
機器の操作、駅の出口番号、間違えやすい名前や住所、顧客の好み、明日の集合時間、絶対忘れてはいけない持ち物……、このように、繰り返し確認したいこと、買っておきたいもの、忘れるとモヤモヤするものなど、そのとき必要な情報や記憶の断片を、とにかく遠慮なく入力していけばいいのです。あとは付箋紙を貼り替えるようにドラッグ&ドロップで並べ替え、特に重要なものはピン止めすることで「あれはなんだっけ?」を防げます。覚えておかなくてはならないという状況をなくせるので、安心して仕事に集中できます。もちろんリマインダーで思い出したい日時も設定しておくとさらに安心です。
Chromeの拡張機能を、スマートフォンのアプリと組み合わせると、さらに便利になります。メールやカレンダーに記載された次の訪問先などをマウスで範囲選択し、Google Keepのアイコンをクリックすると、その部分だけがメモとして保存されます。「訪問先」などのラベルを付けてまとめておけば、再訪する際にも楽に住所を確認できます。今のところ、メモ内の住所がマップアプリと連動していない点は残念ですが、電話番号やメールは対応しているので連絡もスムーズです。
PCで見つけた気になる記事も、拡張機能ボタンをクリックして、どんどんGoogle Keepにブックマークしておきましょう。後で読むのか、資料なのか、ラベルの付け方次第で仕分けも簡単になります。
海外出張のときは、同様に予定をカードにして、ラベルを付けて保存しておくといいでしょう。タイムゾーンの違うオンラインカレンダーにうっかり書き込んでしまって、本当は何時の予定だったのかゴチャゴチャになってしまうという失敗も防げます。
画像のOCR機能を活かして、名刺管理アプリとして使うのもおすすめ。Google Keep内に名刺の写真を保存し、画像からテキストを抽出して検索できるようにしておくだけです。
読みたい記事もサクサク保存できます名刺の写真を取り込んで文字を抽出、名刺ラベルを付ければ名刺管理にも使えます名刺部分をキレイに保存したいなら、別のスキャナーアプリを使って、補正された画像をGoogle Keepにシェアするだけです。これでPCからもスマートフォンからも名刺の画像を参照でき、検索も可能になるので、立派な名刺管理アプリとして機能します。頻繁に連絡する相手なら、もちろんピン止めしておけばアプリを起動しただけですぐに参照できます。ついでに自分の連絡先も保存しておけば、教えてくださいと言われたときに、すぐシェアできます。
Google Keepはカジュアルなメモアプリですが、このように使い方次第でさまざまなシーンで活用できます。自分にあった使い道を探してみましょう。
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