片山津中とオンラインでつなぎ、端末の使い方について意見交換する生徒たち=七尾市中島中で
本年度から本格的にキーボード付きタブレット端末を導入している七尾市中島中学校の生徒会は八日、情報通信技術(ICT)教育に先進的に取り組む加賀市片山津中学校生徒会と端末の使い方についてオンラインで交流した。課題や悩みを共有し、よりよい学校づくりにつなげようと開かれた。 中島中では四月から全校生徒百二十二人に端末を配布し、五月から本格活用。体調記録や意見交換、資料配布などさまざまな場面で使っている。 交流はビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」で実施。片山津中側は端末で動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」を見たり、ゲームをしていたりする生徒が多く、トラブル防止のためにもルールが必要と考えていることをスライドで発表。生徒に使用実態についてアンケートをし、ルール作りをする予定があると伝えた。 中島中は生徒会執行部四人が出席。会長の三年竹中愛来(あいら)さんが「使ってはいけない時に使う人がいる」などと現状報告し、正しい使い方を呼び掛けたり、時間制限などを設けたりする必要がある考えを発表した。他にも会員制交流サイト(SNS)や授業での活用法に質問が飛び交った。 副会長の三年小林諒哉(りょうや)さんは「自分たちはルールを先生に作ってもらっていたけれど、(片山津中は)積極的にやっていたのですごい」と刺激を受けた様子。竹中さんも「考え付かないアンケートなどを実践していて、自分たちも取り入れようと思った。もっと良い学校になるためにはルールを変えていかなければ」と意気込んだ。 開催を提案した辻口正恵校長(59)は「使い方について子どもたちと考えていく時なので、生徒会同士が交流し良いヒントになれば」と話した。(大野沙羅)関連キーワード
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