今年も外に出るとメガネが曇りがちな季節がやってきた。マスクを身に付けるのが日常的になったこともあって、余計に曇りが激しい。鼻の左右にできた隙間から湿った息がメガネ方向に集中的に漏れ出るせいだろう。裸眼の人にはわからないかもしれないが、このメガネの曇りというのは地味にストレスなのだ。
そんなところへ、メガネの曇りを防げるという不思議なシートが登場した。東レの「トレシー メガネくもり止め」(以降、トレシー)だ。アマゾンや楽天、量販店などでも手に入るようになったということで、さっそく購入してみた。
見た目はメガネ拭きとしてよく使われるマイクロファイバークロスのようだけれど、トレシーには曇りを防ぐための成分(界面活性剤)が浸透しているらしい。なので、使い終わった後は曇り止め成分が揮発しないようジッパーバッグできっちり保管しておかなければならない。
パッケージ内容。ジッパーバッグに封入されたクリーニングクロスと説明書これでメガネを拭くことで、1回あたり12時間の曇り止め効果を発揮し、シート自体は300回以上使えるのだとか。毎日使ってもだいたい1年間はもつ、ということになる。価格は968円だから、なかなかお得だ。ちなみにアマゾンでは2個セットで販売している場合があるので購入時は注意したい。
見た目はフツーのマイクロファイバークロスっぽいメガネレンズの両面を拭く使い終わったらジッパーバッグに入れてしっかり閉じ、保管で、実際のところどれだけ効果があるのか。以下の画像にある通り、息や温度差でめちゃくちゃ曇って前が見えなかったメガネも、トレシーで拭いた後はクリアな視界を確保できるようになった。メガネの片側だけに使用した例を見ても、その差は歴然としている。
トレシー使用前トレシー使用後向かって右側のレンズにだけトレシーを施工してみたところそしてこのトレシー、メガネだけでなくゴーグルやヘルメットのシールドにも使えるとのこと。トレシーをヘルメットに使う前と使った後とで、一生懸命息をハァハァして比べてみたところ、やはりこちらも効果アリ。一部やや曇ってしまったところでも、水分の粒が大きいようで、なんとか曇らせまいと頑張っている感がひしひしと伝わってくる。
ヘルメットのなかで息をハァハァしてみたところ。すっかり前が見えないというわけでヘルメットシールドにトレシーを施工してみた施工後、視界はしっかり確保。部分的に曇りは残ったが、水分の粒は大きめのようだシールドの表面の状態や拭き具合によってはムラもできやすい。軽く拭いただけだと効果が低くなることもあるので、トレシーを使うときは隅々までしっかり拭いてあげると良さそうだ。
ちなみに、トレシーは汚れを落とすこともできるとしているが、最近メガネ屋さんで聞いたところだと、メガネをきれいにしたいときは、水で洗い流してティッシュペーパーで優しく水分を拭き取るのが一番いい、とのことだった。トレシーでいきなりゴシゴシするとレンズに傷がつく可能性があるので、最初に水で大まかな汚れを落とし、水分を拭き取ってから使いたい。
製品名 | 発売元 | 販売価格 |
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「トレシー メガネくもり止め」 | 東レ | 968円 |
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