その手があったか…。
Epic GamesがiOSのアプリ内課金手数料(いわゆるApple税)に反発して「フォートナイトの乱」を起こしたのは今年8月のこと。そしてAppleが報復措置としてiOSから『フォートナイト』を排除してから、早2カ月が過ぎました。AppleとEpic Gamesの法廷闘争も落としどころが見えないまま泥沼の様相をたどり、「もうiPhoneでフォートナイトはできないのか…」と諦めかけていたのですが、ここにわずかな光明が差したとイギリス公共放送BBCが報じています。
鍵になるのは、Nvidiaのクラウド型ゲームサービス“GeForce Now”です。GeForce NowはこれまでWindows、Mac、Chromebook、Androidで展開してきましたが、先日、iOSに搭載されたブラウザアプリSafariに対応するバージョンをリリースすると発表。GeForce Nowのラインナップには『フォートナイト』も含まれているため、理論上はiOSアプリなしでもiPhoneで最新のPCバージョンをストリーミングできる可能性があるわけです!
この場合、iOSアプリを使っているわけではないので、Epic GamesはAppleの規約に違反することなく、ゲーム内課金での利益を100%獲得することができます。
ただ、Epic GamesやAppleがこれを認めるかどうか、まだわかりません。Nvidia側もBBCへのコメントで「今後あらたにサービスに参入するクライアントや、サービスについてはコメントできません」と正式コメントを控えているため、この先どうなるかはまだ不透明。ただ、こうした第三者を経由するプレイ方法がEpic GamesとAppleの攻防の落としどころになるのかもしれません!
ちなみにGeForce Nowの月額は1,800円(税抜)。BBCによると、Safari版GeForce NOWは「冬休み前」に登場するとのことで、今後の展開に要注目です!
Source: BBC, GeForce NOW
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