ネットの速度が遅い、つながらない場合は、ルーターの置き方をチェックしよう
「ネットがなんだか遅い」「通信がよく切れる」──。新しいWi-Fiルーターを使っているのにトラブルが続くようなら電波環境を見直してみよう。【図解はこちら】ビジュアル解説 ルーターの置き方で変わるネットの通信速度
まずは、ルーターのアンテナだ。内蔵タイプは基本的に全方向に電波が飛ぶ一方、外付けタイプは角度によって電波の飛びやすい方向が変わる。つい子機にアンテナを向けたくなるが逆効果になる場合もある。アンテナを立てた状態では水平方向に電波が広がりやすいので、例えば1階から2階に飛ばすならアンテナを寝かせるのが理論上は効果的だ。
電波環境は室内の壁や家具などの障害物によっても左右される。障害物の素材で見ると、ガラスや木は基本的に電波を透過させるが、金属は反射率が高いので通信速度が大きく落ちる。従って、Wi-Fiルーターはできるだけ電波を遮られない場所に設置するのが理想だ。電波の強さを部屋ごとに把握するには、あちこち移動して計測できるスマホを使うのが便利。「Wi-Fiミレル」は電波強度を100段階で測れる無料アプリ。自宅の間取り図をアプリに取り込めば、各所の電波強度を色分けして表示できる。これで電波の強い場所、弱い場所が一目瞭然だ。(ライター 五十嵐俊輔)[日経PC21 2022年1月号掲載記事を再構成]
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